畳の構造を教えてください。
畳の構造は大きく分けて「畳床」「畳表」「畳縁」から成り立っており、畳床はボードやウレタンフォームを使用したものが主流となっています。 現在ではボードやウレタンフォームなども多くなっており、用途に合わせて使い分けられています。
「畳表」はイ草で織り上げられており、そのイ草の質・長さ・色調が品質を決めます。 天然のイ草は断熱効果や空気浄化作用、湿度調整をするすぐれものですが、 最近では和紙や樹脂加工のものなど、変色しにくい防虫効果のある素材のものもあります。
「畳縁」は「畳表」を保護するとともに、様々な色柄によってさらにお部屋を引き立たせます。
最近は、洋室空間をモダンに演出する、畳縁のないものも多くなりました。
新畳・表替え・裏返しって何ですか? 取り替えの目安はありますか?
●新畳とは(10年~15年が取り替えの目安)
畳表(ござ)と下地(床)を、まったく新しい物にとしかえます。
●表替とは(5年が目安)
現在ついている畳表(ござ)をはずし、下地(床)はそのまま利用して畳表だけを新しく取り替えます。
縁も新しくなります。
●裏返しとは(3年が目安)
現在ついている畳表(ござ)をはずし、畳表を逆さまにし下地はそのまま利用して縫い合わせます。
縁も新しくなります。
通常の畳のお手入方法を教えてください。
1.晴れた日を選び
2.お部屋の風通しをよくして
3.畳に余分な水分を吸収させないように手早く仕上げるのがポイントです。
新しい畳は
ぬれたぞうきんでふくと畳が黒ずんだりしますので、乾いたぞうきんでからぶきする事をおすすめします。
古い畳の場合は
住宅用洗剤を水2Lにキャップ1杯の割合に薄め、ぞうきんをできるだけ固しぼってふくと汚れ落ちもよくあとは乾いたぞうきんでからぶきすると早く乾いてふきあがりもさっぱりします。
(ぞうきんを固くしぼるには、洗濯機の脱水機が最適です。)
畳を長持ちさせるコツは
部屋や床下の風通しをよくすることで、畳虫の防除にも有効です。特に新築家屋の場合はこまめに風を通してください。
ペットがおしっこしてしまいました。後始末の方法を教えてください。
掃畳にペットがおしっこをしてしまった時、あわててぞうきんなどで拭かないでください!
塩・パウダー・小麦粉のいずれかと、ぞうきんが2~3枚ご用意下さい。
まず、濡れた部分に塩・パウダー・小麦粉のいずれかをふりかけます。
十分に水を吸い上げてしまったら、ほうきで掃き取ります。
その後、お湯で濡らしたぞうきんを固く絞って拭きます。
さらに、からぶきをして風通しをよくし、水分を蒸発させれば完了です。
赤ちゃんのおしっこや灯油をこぼした時もこのこの方法でOK!です。